こんにちは、スタッフの森本です。
12/10(土)、代表の佐藤と共に
JIDA主催のローン特別講習会「ドローン講座・フライト体験会」に行ってまいりました。
【JIDAドローン特別講習会2016】
http://www.chubu.jida.or.jp/info/drone2016
前々から気になっていたドローンを使った空撮、
DJI社、名古屋造形大学ご協力の元、念願の初フライトを体験しました!
以下は講習会で聞いた内容と、感想になります。
(少し長めの記事になります)
安全飛行の為には知っておくことが大切!ドローンについて学ぶ
操縦する前に、きちんとドローンについて学ぶことが大切です。まずは講習会で勉強しました。
座学会場の教室に入ると、ズラっと並ぶドローンの機体と撮影器機!迫力あります…!
今回、会場にあったのはこの3機
『Mavic Pro』
特徴:小型で折り畳みが出来ます。スマートフォンのみでも操作が可能で、持ち運びに非常に便利。
『Phantom 4』
特徴:ドローンはこの形状を連想する方が多いのではないでしょうか。
最もメジャーな機体で安定して飛行ができます。目標物の自動追尾、衝突回避の機能を搭載しています。
『Inspire 2』
特徴:プロ仕様の本格空撮モデル。
機体の足部分が変形し、プロペラ部分がカメラに映り込みません。他社カメラの搭載も可能です。
カメラ専用のプロポ(リモコン)もあり、カメラ用のオペレーターと2人体制で空撮に臨めます。
いずれの機体もDJI社のオンラインストアで購入できます。
【DJIオンラインストア | DJIストア】
http://store.dji.com/
空撮だけじゃない!ドローンの使い方
ドローンは映像業界では、高い視点からの撮影(空撮)で使用することで御馴染みですが
その他にも様々な場所で活躍が期待されています。
・農業用、農薬散布ドローン
・赤外線カメラを搭載し、ソーラーパネルやプラント点検など
・災害調査、支援
・スポーツ支援、選手の動きやフォーメーション確認
・建設、測量、建物の状況把握
・宅配サービス、AED配達
・海難救助
危険が伴う場所や、人が行う作業の軽減など
単に撮影するだけに留まらず、私たちの生活をより便利にするために活用されています。
ドローンを安全に飛ばす為に
ドローンに一番求められていることは
「安全に・安心して・簡単に飛ばしたい。」
ということだそう。
年々、機能・安全面について機体の改良が施されていますが
一番は、使用者の正しい知識と理解、心がけが大切なことを忘れてはいけません。
DJI社の方の「ドローンを車と一緒だと思ってほしい」
という言葉が印象的でした。
飛行させる際の決まりごと、注意事項については長くなるので割愛させていただきます。
下記のサイトに詳しく掲載してありますのでご覧ください。
【法律と安全運用】
http://dronebiz.net/point/
さぁ、いざ飛行!…でも準備は万全?
屋外で飛行させるドローンは季節・天候によって
思いがけないトラブルにつながることもあります。
いつでも準備万全で臨むよう心掛けることが大切です。
下記内容はチェック項目の一例です。
時間・気候のチェック
・バッテリー温度が低過ぎると飛べない、寒い日はヒーターが必要
・ドローンは水に弱いので、雨、霧のときは飛ばさないように
・夜間の屋外飛行は禁止
環境のチェック
・機体を目視できる範囲内で飛行させること
・遮蔽物に気を付ける、特に電線、小枝、網目のないネットなど
衝突防止システムに引っかからないものもある。
飛行前の機体チェック
・機体、部品、充電を調べる。プロペラの小さな欠けなどチェックする
・プロポ(リモコン)に接続するスマホの充電量に気を付ける。
・飛行場所ごとにコンパスキャリブレーション(磁気、気圧、高度などの補正)を最初に行う。
・電源入れるのはコントローラーから、切るときは本体から。
初フライトへ
ドローンの特長や知識を一通り教えて頂いたら
いよいよグラウンドに移動し、飛行開始です。
まず、機体のチェック、プロポとの通信状態の確認、キャリブレーションなどの飛行準備を行って…
飛んだ…!!上下、前後の移動も楽々、とても快適に操作できました。
そこそこ風は吹いていましたが機体のホバリングも安定していて、カメラのブレもほとんどありません!
思っていたよりとっても簡単だー!初心者でも扱える!!と思っていましたが…
手元のスマホに映るカメラ画面を見ながら、機体を操作するのは難しい。。
機体とカメラの両方を確認しながら上手く飛ばすには練習が必要だと感じました。
講座・体験を終えてみて
操作が複雑で難しいと思っていましたが、とても簡単で驚きでした。
初心者でもすぐに覚えることができ、撮影映像もとても綺麗です。
そして何より、飛行する姿は面白い!操縦するだけでもワクワクします。
それと同時に、そこそこ大きく重量のある機体が上がっていく姿を見ると
ちょっとビビってしまいます。
上の写真では地上15mくらいです。
今回は広い場所で飛行させたので心配はありませんが、
地上50m以下の低い位置には電柱や木など障害物も多く、
うっかりしていると、ぶつかってしまったり、機体の前後が分からなくなる危険もあります。
150mほど上空になると見失ってしまいそうなくらい、とっ~ても小さく見えます。
これがもし万が一事故に繋がってしまったら…
どんな時でも細心の注意を払わなければならないと改めて感じました。
度々ニュースで取り上げられるドローンですが、
年々、安全機能は向上していますし、安心・安全にフライト出来るかどうかは使う人の意識次第、
役に立つドローンを、いつか広い場所で心ゆくまで飛ばしてみたいと思います。